きのうのこと。

そりゃあ確かに、涙も出たし、悲しかったし、格好良かったし、鳥肌が立ったし、楽しかったし、悔しかったし、感動したし、やっぱりあの場に行けて良かったなって思う。けど、あの日、あの場所で、私の目が見たもの、私が感じたことが総てなのだろうな、と思った。


テレビの液晶越しに見た『あの日』は、どこか他人事だった。


でもま、喪失感とやらは律義なもんで、また私の心の中に入り込んできた。『もう彼らはいないんだよ。あの日で終わったんだよ。』って、それだけを言って、そのまま心の中にまた居座りやがった。きっと私はこの感覚をずっと引きずっていくんだろうな。