自ずと望んだこの場所に 涙と雨の祝福を

行ってきました。音楽を好きになってからずっと憧れてた場所・渋谷公会堂に。
まるで夢をみているような、でも現実と未来を明確に見せられたような、とても素敵なライブでした。
かなり長くなるのでご注意を!!


もう冬の気配をひしひしと感じる東北から、相方と新幹線に乗って3時間。
東京は予想以上に暖かくて、小春日和*1って言葉がピッタリでした。
神奈川在住の友人と渋谷で合流し、開場までかなり時間があったので、下北沢でお買い物とゴハン
ハイラインで椿屋・ロスト・ボラの先行発売3点セットを無事購入し、会場へ。


グッズも先行販売で早々と手に入れ、会場へ入ってみると…
ビックリしました。思ったよりステージが近い!!
誰か私達を騙してるんじゃないかってぐらいの好位置でした。
いつ赤ヘル被って看板持った夏木○たかが出てきて『大〜成〜功〜♪』と言われるのか*2…と
全席指定でチケットにも座席番号がちゃんと印字されてるのに要らない心配をしてしまうぐらい。
座席に座って待っていると、暗くなるのと同時にSE…というかクラシックが流れ、
安高さん、小寺さん、永田さん、そして中田さんの順で登場。(多分合ってる…はず。)
今年の春以来の4人の姿を見ただけで、何だか感極まってしまって、初っ端から涙を堪えてました。
ではあちらこちらから勝手に拾わせて頂いたセットリスト。

20061021(Sat.)
椿屋四重奏 tour06 〜sexual beat explosion〜
ツアーファイナル@東京・渋谷公会堂


01.手つかずの世界
02.幻惑
03.群青
04.舌足らず
05.トーキョーイミテーション
06.プロローグ
07.砂の薔薇
08.成れの果て
09.道づれ
10.トワ
11.陽炎
12.プレイルーム
13.小春日和
14.共犯
15.熱病
16.サイレンス
≪愛憎タイム≫
17.螺旋階段
18.踊り子
19.空中分解
En.
1.紫陽花
2.嵐が丘
3.君無しじゃいられない


本当は全曲、事細かに感想を書きたいんだけど、殆ど記憶が吹っ飛んでるし
上手くまとめられそうもないので端折りながら。なので読みづらいですがご勘弁を。


椿屋のライブでは私は何故か手を上げられないんですよ。
手を上げてアクションを取ってる方が演ってる側としてもリアクションが分かっていいんだろうけど。
椿屋に関して言うと手を上げたり振ったり、ていう動作より、聞こえてくる音に合わせてゆらゆらしてたくて。
だから殆ど手を上げませんでした。何て演りづらい客だろうな、と思いながら。
私の周りからも何となくそんなオーラを感じ取っていたら、当の本人も何か感じたのでしょう。
MCで中田さんが『ライブハウスと感じが違うから緊張しちゃうでしょ?』と。
えぇ!!そりゃぁもう!!こちとら5年振りのホールライブですからね。ライブハウスとはやっぱり勝手が違う。
周りとの微妙な距離感や妙な緊張感からか、なかなかはじけきれない自分が居ました。


でも『群青』〜『プロローグ』の流れで、俄かに、しかし確実に体温が上がりました。
初めて椿屋のライブを生で見たとき、1曲目が『群青』だったことを思い出して。
その時の衝撃や『してやられた感』が甦って、不謹慎ながら笑いそうになりました。
そして『プロローグ』の間奏のツインギターの掛け合い!!
毎回コレを見るとニヤニヤしてしまって仕方ない。今回も思いっきりニヤニヤしながら見てました。
この瞬間に『あぁ…四重奏になって本当に良かったな』っていつも痛感するんです。
だって多分、もう一人ギターがいないとライブで成立しない曲だから。
そしてこの曲のもう一つの醍醐味は、小寺さんのドラムの『タメ』!!これも私のニヤニヤ要素。
『砂の薔薇』からジワジワとテンションを上げて、『成れの果て』!!そして『道づれ』!!!!
もうどうしてくれるんだ!?ってくらいにテンションが上がる。


しかしここからうって変わって、『トワ』『陽炎』のしっとりタイムへ。
ドラムセットの横に『幻惑四重奏』なるストリングスが入り、渋公仕様の演奏。
残念な事にアンプが近くてストリングスは聞き取りにくかったのですが、
私が夢見てた『ホールのステージ上で『トワ』を演奏する椿屋』が観れて大満足。
『トワ』も『陽炎』も、いつ聴いても名曲だな…。照明も凄く綺麗だった…。


…なんてうっとりしていると、『エロいです』という注意つきの新曲『プレイルーム』!!
所どころ聞こえてくる歌詞は注意通り本当にエロかったw
『トーキョーイミテーション』と併せて、早く音源化したものを聴きたいところです。
『小春日和』では、安高さんの満面の笑みがっ!!!!
なんて楽しそうに弾くんだろう。と思ってたら、メンバーみんないい顔してました。
この曲はこれからもみんなに愛されていくんだろうな。
『共犯』は、中田さん以外の3人のコーラス練習をしてからスタート。
しかしその練習が『♪た〜か〜しげ、なか〜だ、や〜す〜たか、こで〜ら♪』って!!
しかも上手いから微妙にムカつくしw
でもこの曲は予想以上にライブによく映える!!『熱病』と併せて、CDよりも艶やかになってました。
『サイレンス』は今回のライブでのベストテイクじゃないかと思うぐらいの強烈なものでした。
何てったって中田さんの目がどこかにイッちゃってたwww
狂気じみた表情が、この曲のドロドロした部分をより際立たせていて、終始鳥肌が立ってました。


ここでお楽しみ!!愛憎タイム!!!!
各々の紹介は…ゴメン、ちゃんと聞き取れなかった…。辛うじて聞き取れたのが
永田さん→『しらうおの指さばき』(本当に素敵な指さばきでした。思わず何度か見とれることも。)
小寺さん→『野性のドラム(ドラマー?)』(小寺さんのドラムは一度たりとも乱れなかった…流石、太鼓侍!!)
安高さん→ラップ!!しかし最後の『つばきやしじゅうそう!!』しか聞き取れず…。
中田さん→安高さんに『キング・オブ・セクシャルビート!!』(だったかな?)と言われて
得意げな顔になった直後に『キング・オブ・セクシャルハラスメント!!』と続けられ苦笑。
でもお客さんみんな手叩いて笑ってたwww


コール&レスポンスから『螺旋階段』〜『踊り子』へ。この辺りから完璧に吹っ切れて、
腕は千切れんばかりにブンブン振るわ、頭は取れそうなほど振るわの大暴れ。殆ど記憶がありません(汗
『空中分解』で完璧に崩壊。ってかイントロとアウトロで安高さんが叫んでてビックリした!!
そのまま終わらずにセッションがあったのが格好良かった!!


『もう1回』コールを受けてアンコール。『紫陽花』、『嵐が丘』と思わず涙が出そうな名曲2曲の後に
ラスト、『君無しじゃいられない』!!
最初に聞いたときはめちゃくちゃ違和感があって、
『こんなの椿屋が歌う曲じゃない!!』って毛嫌いしてたけど、
この日の『君無し〜』は椿屋の4人と会場にいるみんなの愛に包まれて、聴いてて本当に幸せだった。
何より歌ってる中田さんが一番幸せそうな笑顔だった。それを見て、今回の渋公の成功を確信しました。



椿屋を知ってから、ますます音楽が、ロックが好きになりました。
実際に生で観たい、聴きたいという欲求が強くなり、より貪欲に音楽を欲するようになりました。
私は音楽が好きで、椿屋四重奏が大好きだということを再確認し、
これからも彼らが見せてくれる夢にとことん付き合っていこう、と決意を新たにしたライブでした。
最高のライブをありがとう。
そして、あなたたちの覚悟の程を見せてくれてありがとう。
本気で付き合うよ、ここまで来たら地の果てまで。
…あと、できればこのライブ、映像化してね。あんなにカメラいっぱい入れてたんだし。
私のニワトリ以下の脳じゃすぐに記憶が薄れてしまうから。


そして、今回お付き合いしてくれた2人もありがとうね。
あなたたちとあんなに素敵な思い出を共有できて、本当に幸せです。



…ってここまで書いてみたけどかなり長いですね。
こんな拙い文章を最後まで読んでくださった皆様もありがとうございました!!

*1:初冬のいかにも小春らしい穏やかで暖かい日和、らしい。冬の言葉なのね。

*2:ってかネタ古っ!!『スターどっきりマル秘報告』です。知ってます?