真夜中のサイレン

帰宅して風呂入ったら疲れきってソファで寝てしまった。
妙な時間に目が覚めた。
遠くでパトカーのサイレンが鳴ってて、
平和で静かな筈の田舎の夜にも
ドロドロした現実があるんだよって見せつけられる。
ちょっと嫌んなる。


両足が倦怠感に支配されてる。鉛のように重い。
もう若くないんかなぁ。
まだ22だぜ?私。
もうすぐ23か。
実際何も変わらないんだろうけど、
何かを変えようと微妙に焦りだしてる。
変わったって幸せになれるのか分からないのに。
でもこのままでいて幸せになれるとも限らない。
踏み出すか止まるか、
どっちがいいかなんて決められないよなぁ。
分かんないよ。そんなもん。


仲間ができたから強くなって、
仲間ができたから弱くなった。
こんな言葉が、ずっと頭ん中に残ってる。
守ってる気がしてたけど、
いつの間にか守られてたんだよな。
気付かぬうちに、誰よりも弱虫で臆病者になってた。
強くなりたい。
どうすればなれんだろ?


夜中に目が覚めると余計な事ばかり考えちゃうね。
寝よ。