君の声を聴かせてよ。


「沢山の人の手もとに届けばいいなぁ」


そんなこと言われたら買わざるを得ないよ。本当、自分の単純さに呆れるなぁ。買おうと決意しては怖気づき、通帳の残高を睨んでは唸り、タワレコのポイントカードを眺めては溜め息。Amazonで買えばちょっと…ってかかなり安いけど、当日に手に入らないしなぁ。でも普通に買ったって当日は観れない気がするから別にいいのかもしれないけど。そんなことを考えながら悶々とした日々を送ってたのですが(あいどるに夢中になってばっかじゃないんだよ!!)、うん。これは買おう。頑張ろう自分。今年のご褒美って事にして。これから頑張る糧として。


それにしても、良かった。生きてて。こういうことを言うのは非常に不謹慎だと思うのですが、少し…いやかなり心配でした。勝手な心配だけど。でも、彼が音楽なしで普通に生きてる姿って想像できないんだもの。『音楽と人』の記事じゃないけどさ、彼はあの場でしか生きられないと思うんだ。だから“普通”に生きてるのかなぁ、って。生きられるのかなぁ、ってどうしても思ってしまって。だから、生きててくれて本当に安心した。


私の中の彼は、2008年12月31日で止まってる。あの日からもう少しで1年。その少し前に届く、新しくはないけど懐かしい音源。暖かいかな。冷たいかな。どちらにしろ、きっと重い。色んな思いを綯い交ぜにして、重いはず。


a complete unknown

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